まずご紹介させていただくのは、「canal4℃」の紙袋です。
ジュエリーブランドの中でもどちらかというと若い世代向けで、デザインも可愛いらしいものが多いブランドです。
ジュエリーショップの紙袋は、高級感のある素材が使用されること多いです。
こちらの紙袋で使用しているのは、表面に光沢感がある「コート紙」という素材です。
コート紙は厚みがあり丈夫なため、大きなサイズの紙袋を製作される際にもお勧めです。
レレカでは、コート紙の厚さは157gを推奨しています。
コート紙は白色度が高いため、印刷も他の紙に比べると非常にきれいに出ます。
水色を基調としており、ロゴは白色のため、1色ベタ塗りで対応できます。
ジュエリーブランドらしい高級感はもちろん、色使いで可愛らしさを演出していますね。
また、こちらの紙袋はマットPPとよばれる表面加工が施されております。
コート紙に光沢感を抑えたマットPP加工をすることにより、落ち着いた印象になります。
高級感を演出する素材ですが、デメリットとしては、表面が傷つきやすいところが挙げられます。
ロゴとサテンリボンの色合いを合わせることで上品さを出しています
ハンドルも高級感と女性らしさを感じさせるサテンリボンが使用されています。
サテンリボンはレディースのブランドショップの袋によく使用されており、かわいらしいイメージを持たせることができます。
イギリス発のブランドで、日本でもコスメやファッションアイテムが人気の「MARY QUANT」の紙袋です。
おなじみの花のロゴマークとモノトーンに抑えたデザインが非常にお洒落ですね。
晒素材でもグロスPP加工によってハンドルが反射して映るくらいツヤが出ます
紙袋の素材には、晒クラフト紙を使用しています。
通常の晒クラフト紙は、表面にニス引き加工をすることが多いですが、こちらは珍しくグロスPPのつやあり加工を施しています。
表面につやがあるため、外側だけを見ると一見コート紙のように見えます。
表面加工にはグロスPP(つやあり)とマットPP(つやなし)の2種類がございますが、価格はグロスPPのほうがお安いです。
レレカでは、晒クラフト紙の厚さは120gを推奨しています。
より強度のある紙袋を製作されたい場合には、厚みのあるコート紙での製作をお勧めします。
どんな素材にもマッチするので人気が高いスピンドル紐
ハンドルは紙袋で使用される中で一番人気のスピンドル紐を使用しています。
スピンドル紐は素材を選ばず使用できるため、いろいろな風合いの紙にマッチします。
また、スピンドル紐は丈夫なので、紙袋以外にも衣服や巾着袋にもよく使われています。
「THREE」は、オーガニックと国産原料にこだわり、ナチュラル志向の女性に人気の化粧品ブランドです。
こちらの紙袋の素材は「晒クラフト紙」です。「白色クラフト紙」とも呼ばれています。
名前の通り、茶色クラフト紙を薬品などで漂白したもので、紙質自体は同じです。
もともと表面がざらっとしている晒クラフト紙にマットPP加工を施すことにより、滑らかな手触りになります。
シンプルで素材感を大切にした紙袋は、「THREE」のイメージにピッタリですね。
上から見ると、このようにハンドルが1本でつながっています
ハンドルの部分は、横マチにも穴をあけ、太めのスピンドル紐を1本だけ通された、装着法が工夫されたお洒落な紙袋です。
日本では「容器包装リサイクル法」により、紙袋に紙マークの表記を入れることが義務付けられています。
こちらの紙袋にも、底面に紙マークが入っていますが、浮き出しで入れることにより、デザインに統一性を出しています。
浮き出しの紙マークはデザイン性を重視される方にはお勧めです。
世界を代表するラグジュアリーブランド「CHANEL」の紙袋です。
ハイブランドの紙袋は、コート紙のマットPP加工(つやなし)がよく選ばれています。
光沢を抑えることで、上品で落ち着いた印象を与えます。
ハンドルはツイストコードを使用しており、より高級感が増します。
ツイストコードは材質上、光沢がありゴールドやシルバーがきれいで人気色です。
国内工場での製作の場合、ツイストコードは取り寄せに時間がかかるため短納期の製作には向いておりません。
ロゴ部分には浮き出し加工も入っており、触ると少しボコッとしています。
1色のみの印刷なのに表情豊かなのは、浮き出し加工の成せる技です。
ラッピングも相まって、持ったときの可愛らしさは随一です
また、ラッピングのサテンリボンにもロゴが入っており、細部までこだわりが見られます。
レレカでもリボンに印刷を入れて製作できます。
自然の原料をベースとしたコスメショップ「THE BODY SHOP」紙袋です。
茶色クラフト紙を使用した自然な風合いがブランドイメージとマッチしています。
茶色クラフト紙は、原料である木材の色がそのままベースになるので、名前のとおり茶色くナチュラルな紙色です。
フルカラー印刷や薄い色の印刷は沈みやすいため、鮮やかな色での印刷をされたい場合は、あまりお勧めできません。
紙の価格は、コート紙や晒クラフト紙よりも少しお安いです。
レレカでは、茶色クラフト紙の厚さは120gを推奨しています。
こちらの紙袋のように、上部がギザギザとしているのは、輪転機を使用して製作している紙袋の特徴です。
輪転機で製作するためには、最低でも1~2万枚以上のロットが必要になり、出来高での製作になります。
輪転機でつくるとこのようにシールでハンドルを固定します
ハンドルの部分も機械で取り付けるため、シールで貼り付けます。
また、輪転機で製作する紙袋にもご指定いただければ底ボールを追加することが可能です。
南フランス生まれのフレグランス・スキンケアブランドの「L’OCCITANE」の紙袋です。
マチにだけ発色の良いカラーを入れることでアクセントになっています
こちらの紙袋には、晒クラフト紙が使用されております。
茶色クラフト紙と同様に自然な風合いが残る素材ですが、漂白されているので印刷柄が映えます。
ハンドルは、機械を使用して取り付けるOFJタイプです。
紐穴をあけずにハンドルを取り付けるため、紐穴がデザインに左右されずデザイン性を重視される方にもお勧めです。
基本的には自立する硬めのハンドルに限られますが、輪転機で製作する紙袋とは違い、紙紐以外にも芯入りスピンドル紐などを取り付けることも可能です。
ロット数が3000枚以上の製作の場合は、他の方法で作る紙袋よりもお安く製作できることもあります。
機械を使用してハンドルを取り付けるので、国内工場でも比較的お安く製作できます。
通常の紐穴タイプのハンドルは手作業でハンドルを通しますが、OFJは機械での取り付けなので製作が早いです。
OFJタイプの紙袋は、輪転機で製作する紙袋と同様で基本的に底ボールは入りません。
可愛らしさを追求し、ガーリーなトレンドの最先端を行く「JILL STUART」は、日本をはじめ、世界中の若い女性から圧倒的な支持を受けるブランドです。
コート紙で高級感を持ちつつ、ピンクでかわいらしいイメージのある紙袋は、シンプルなデザインながら、色合いが絶妙です。
こちらの紙袋には、内面にも印刷が入っています。
内面に印刷を入れられる場合は、色落ちを防ぐためニス引きを施します。
口折部分にもデザインが入っており、内面のデザインと繋がっています。
外側のデザインはシンプルですが、内側のデザインまでこだわりが見られます。
サテンリボンは材質上、しわになりやすいですが、かわいらしく高級感のあるハンドルです。
国内製作の場合、サテンリボンは取り寄せに時間がかかるため、短納期の製作には向いておりません。
紙袋に貼られたブランドステッカーがより特別感をだしています。
レレカではラッピングに使えるシールやステッカーの製作も承っております。