ご覧の皆様、こんにちは。
早速ですが、本日はお題の通りA3のコピー用紙を使って紙袋を手作りし、その作り方をご紹介しようと思います。
普段の業務は主にパソコンとにらめっこで、数字を追いかけたり数字に追われたりしている私。もちろん実際紙袋をつくってみたり、作っているところを見たことすらなく、紙袋の展開図についてもチンプンカンプン……
ですので、今回は紙袋の制作をしている工場の方に、手順を教えていただきながら挑戦していきます!
さらに、今回は出来上がった紙袋にイラストを描いて、分解し展開図の作りについても見てみようと思います。
どんな仕上がりになるのか……ドキドキです!
「手作り紙袋」を作るにあたって、用意したものをご紹介します。
オフィスやご家庭で用意できるものばかりですね!
あ、スピンドル紐は紙紐でもリボンでも、あるもので代用しても大丈夫です。もし手元にどこかのお店の紙袋があるならば、そこの紙袋を分解してみても良いと思います。
それでは「手作り紙袋」をさっそく作っていきましょう!
机の上にA3のコピー用紙を横長になるように配置し、制作スタートです。
まずはこんな感じに、左片方だけ折ります。これが片側のマチになります。
次に、折りかえした側と反対方向を、先程折ったマチに少し重なるように折ります。
重なった場所をマスキングテープで止めます。
マスキングテープにそって山折りにします。これが反対側のマチになります。
すると、こんな感じの筒状になります。
あとはマチ部分の真ん中を、谷折りと山折りに一回づつ折り込み線を付ければ、紙袋の横マチ部分の完成です。
上下のどちらか片方を横折りし、折り線を付けます。(写真では、下側を上方向に折り横線をつけました)
後は、折線に沿って内側に折り込めば口折り部分の完成です。(口折りを作った側が紙袋の上側になります)
口折りを作った側と反対方向の両角を写真のように斜め折りし、折り線を付けます。
折り線に沿って内側に折りこみます。
片側だけを横折りし折り線を付けます(折線をつけた側の面が、紙袋の裏面になります)
折り線付けた後は一度写真の状態まで戻し、横マチを内側に織り込んだ状態にします。
最後に写真のように折り線に沿って折り込んで、(両サイド)
底マチをマスキングテープで止めてあげれば、角底紙袋の完成です。
バインダー用の穴開け機(パンチ)で穴をあけて、スピンドル紐を通します。
内側で止めれば、この通り手提げ紙袋の完成です。
今回は、無地のA3コピー用紙を使用したのですが、さすがにデザインなしだと寂しいのでイラストを手書きしてみました。
表面:うさぎさん
裏面:くまさん
さらに、これを分解し、1枚の紙のどの場所がどこの箇所になっているのか、展開図にして見ていきたいので、折り目に沿って緑色の蛍光ペンで線を引き、各箇所に箇所名を書いてみました。(ちょっと写真がぶれました……すみません)
さらに今回は、さっき作ったばかりの紙袋を勇気を出して分解してみました。
なるほど~。こうすると表と裏、底マチと口折りがどんな位置関係になるのかわかりますね。
上下の一部は底マチ、口折り部分となって隠れてしまうみたいですね。
緑の蛍光ペンで囲んだ長方形が表面と裏面部分になるみたいです。
デザインを作成する際はこの展開図をイメージして、マチや口折り箇所などは用注意ですね。
※参考までにレレカの紙袋の展開図を載せておきます。
こちらが正式な形の展開図なのでご参考までに。
あと、レレカの公式サイトにレレカのDTPさんが書かれた、デザイン制作のページがありましたのでリンクを載せておきますね。デザイン制作でお困りの際はぜひ参考に見てください。
紙袋をかんたんに作ろう!素材とレイアウトのパターンⅡ
以前公開したこちらの記事「【紙袋の作り方】A3のコピー用紙で「手作り紙袋」を作ってみた」が、大好評をいただいております。
コピー用紙から紙袋を作るという発想が物珍しかったのか……有り難い限りです。
そこで、ご期待にお応えして(?)「船底タイプの紙袋」も、コピー用紙で手作りしてみようと思います!
実は船底タイプの紙袋も、角底タイプ(一般的な紙袋の形状)と手順は殆ど一緒です。
材料は以前と同じ物で、少し工程を加えるだけで制作できます。
それでは、順番に作っていきましょう!
机の上にA3のコピー用紙を横長になるように配置し、制作スタートです。
のりしろ部分を残して写真のように折ります。
のりしろ部分を、先程折った面の上に重なるように折り込みます。
重なった場所をマスキングテープで止めます。
上下のどちらか片方を横折りし、折り線を付けます。(写真では、下側を上方向に折り横線をつけました)
後は、折線に沿って内側に折り込めば口折り部分の完成です。(口折りを作った側が紙袋の上側になります)
口折りを作った側と反対方向の両角を写真のように斜め折りし、折り線を付けます。
折り線に沿って内側に折りこみます。
片側だけを横折りし折り線を付けます(折線をつけた側の面が、紙袋の裏面になります)
底マチをマスキングテープで止めてあげれば、船底紙袋の完成です。
バインダー用の穴開け機(パンチ)で穴をあけて、スピンドル紐を通します。
内側で止めれば、この通り「船底タイプ紙袋」の完成です。
船底タイプも同様に、作った紙袋を一度展開してみました。
とっても簡単なので、良ければ皆様も作ってみてくださいね!
おまけの最後に、船底タイプ紙袋の特徴を簡単に紹介いたします。
船底はトートバッグなどでよく見られますが、紙袋では比較的珍しい形状です。
クラフト紙や小さ目のサイズとの相性が良く、とてもカジュアルで印象的な仕上がりになります。
雑貨ショップや、一味違った紙袋をご希望の方にお勧めの形状です。
いかがでしたでしょうか?
今回はどこにでもあるA3コピー用紙を、オリジナルイラストの入った紙袋に仕上げてみました。
もしかしたら紙袋のデザインを考える際に、試しにデザインの入ったテンプレートを印刷して紙袋の形に仕上げてみる……なんてことに使えるかもしれませんね!
スピンドル紐をリボンや紙紐に変えるだけでも、また違った雰囲気の紙袋に仕上がりますよ。
お時間がありましたら、皆様も是非試してみてください。