
お次は、晒クラフト・未晒クラフトのご紹介です。
こちらの2種類は、紙の材質自体に変わりがないため、まとめて紹介します。
未晒クラフト紙は別名「茶色クラフト紙」とも呼ばれています。
漂白していないため、紙の原料の色がそのまま残っています。素朴な風合いとナチュラルな素材感のある紙です。
未晒クラフトを白色になるまで漂白したものが、晒クラフト紙です。
紙は晒を施すごとに少しずつ弱くなっていくため、強度は未晒クラフトには劣ります。
しかし、紙袋として使われる素材の中では十分な強度があります。
未晒クラフト・晒クラフト紙は紙そのものに強度があるため、表面加工なしでも袋として使用できます。
また、表面加工を施さない場合、紙独特の風合いが出るので、自然な感じを活かした紙袋を製作したい場合に最適です。
【表面の耐久性】
強くこすったりすると傷がつきますが、前述したコート紙などに比べると目立ちません。
ただし、ベタ面の多い印刷の場合は、摩擦などにより印刷色そのものが色落ちしてしまう恐れがあるため、ベタ塗りした上で表面加工を施さない場合は注意が必要です。
【表面の耐水性】
表面に加工を施していない状態では、水をかけると浸み込み、すぐによれてしまいました。

