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1色印刷でも素敵になる、紙袋デザインをご紹介

1色印刷でも素敵になる、紙袋デザインをご紹介

紙袋の製作コストを抑えるには?

オリジナル紙袋を制作される際、コストを気にされる方は多いですよね?
たしかに、なるべく予算を抑えて製作したいもの。

紙袋のコストをおさえるには、主に2つの方法があります。

1つは大量に注文をして1枚あたりの単価を下げる方法です。
多くの場合は、注文数に比例して1枚の値段が安くなるケースがあります。

もう1つは今まで依頼していた仕様から何かを削ること。
例えば、持ち手を安価なものに変更する、箔押しなどの特殊加工を見直してみるなどがあります。

どんな仕様ならコストダウンが可能なのか、レレカの担当オペレーターに聞いてみたところ、こんな答えが返ってきました。

「私のおすすめはダントツで下記の仕様です! この仕様であれば海外工場で制作するよりも国内工場の方が安く作れます。
国内工場で制作しますので、海外制作と比べて納期も短くできますよ」

レレカスタッフお勧めの紙袋
用紙晒クラフト紙 120g/㎡
表面加工なし
印刷色数1色(※ベタなし)
ハンドルPP紐 or 紙単紙
サイズ以下レレカ規格
Mサイズ(高さ265×幅320×マチ110mm)
MMサイズ(高さ400×幅280×マチ80mm)
MLサイズ(高さ440×幅320×マチ110mm)

上記はあくまで一例です。
レレカではお客さまが希望する紙袋のサイズや予算に合わせて、最適な仕様をご提案いたしますので、お気軽にオペレーターにご相談くださいませ。

今回はおすすめの仕様のなかでも、印刷に使用する色の数に着目してみたいと思います。

スタッフがおすすめしている「1色印刷」は、その名の通り特色1色のみを使った単色印刷のことです。
4色フルカラー印刷と比べると表現の幅は少し狭くなってしまいますが、工夫次第でセンスよくオリジナル紙袋を作ることも可能。

今回は筆者の紙袋コレクションのなかから、1色印刷でも十分に素敵な紙袋をご紹介します!

目次

1色印刷で作られた素敵な紙袋をご紹介します

※以下の紙袋は個人のコレクションであり、レレカの実績ではございません。

大阪の雑貨店の紙袋


大阪にある雑貨店の紙袋です。

市松模様のようなオリジナルデザインが全面に印刷されており、1色印刷でも地味にならず、華やかにデザイン。マスタードカラーが、とてもおしゃれですね。

持ち手は印刷色と同系色のアクリル平紐。
ハンドルをアクリル平紐にするだけでぐっと高級感が出ます。

京都の雑貨店の紙袋


続いては、京都にある雑貨店の紙袋です。

左下に入った鳥のイラストがかわいい。
持ち手は白の紙バンド。しっかりした素材感で、ナチュラルな雰囲気の紙袋にぴったりです。

紙と紐の色が白で統一されているため、よりイラストが引き立って見えますね。

パン屋さんの紙袋


全国展開をしているパン屋さんの紙袋です。

茶色クラフト紙にシンプルなお店のロゴを入れたデザインが素敵です。
枠の印刷はズレが生じやすいのですが、隅から余裕があるため、ズレても目立ちにくくなっています。

このように白い紙に印刷するのではなく、茶色クラフト紙のようにもともと色のついている紙に印刷すると、1色印刷でもまるで2色使っているかのような雰囲気になります。

和菓子屋さんの紙袋


大阪にある和菓子屋さんの紙袋です。

白地に黒で植物のイラストが左半分に印刷されています。
店名は右のスペースにさりげなく。縦書きで入れているのが、和の雰囲気を引き立てていますね。
黒い持ち手も印象がきりりと引き締まって見えます。

これは1色印刷なのか?と疑問に思ったら

お客さまからまれに作成したデータは1色印刷になっていますか? と質問を受けることがあります。


上記の画像では白とオレンジを使用していますが、白地は紙袋の色を生かしているので、印刷に使う色数が増えることはありません。
薄いオレンジも濃い部分も濃淡で表現しています。
そのため、こちらは1色印刷です。


茶色クラフト紙など色のついた紙に印刷1色+白を使う場合は2色印刷になります。
もし、こだわりがなければ白は背景色にすれば1色印刷の対応になります。

また、透明のポリ袋に印刷される場合も同様で、白を使う場合は2色。透明のままなら、1色印刷になります。

既にデータをお持ちの方で何色印刷か判断できない場合は、事前にデータを送っていただければ弊社で確認いたしますので、お気軽にご相談ください。

濃淡を使って1色印刷を表現しよう

1色印刷でも色の濃淡をつけると、少し奥行きのあるデザインができるようになります。

自分では1色の濃淡をつけたつもりでも、濃い色と薄い色が別の色になってしまうと、2色印刷になってしまいます。
そうならないよう注意してデータを作成しましょう。

例えばM:100、Y:100の1色印刷の場合--。
濃度を下げるときにM:70、Y:70と同じ割合で下がっていれば問題ないのですが、M:70、Y:60のように少しでも色と色の割合が違ってしまうと濃淡ではなく、別の色=2色目としてカウントされてしまいます。

このようなことにならないよう、1色印刷の濃淡を表現するにはいくつかの方法があります。

  1. K100%~0%の濃淡でデータを作成し、印刷色は別途特色で指定する
  2. スウォッチから特色を選び、その色の濃淡のみでデータを作成する

1. K100%~0%の濃淡でデータを作成し、印刷色は別途特色で指定する


一番簡単な方法です。
CMYKのKのみで作成するので、データは確実に1色で仕上がります。
黒以外の色で印刷されたい場合は特色をご指定いただければ、問題ございません。

特色はDICまたはPANTONE Solid coatedよりお選びください。

2. スウォッチから特色を選び、その色の濃淡のみでデータを作成する

illustratorよりウィンドウ>スウォッチを選びます。

スウォッチパネルが開きますので、パネルの右上のオプションメニューより、スウォッチライブラリを開く>カラーブック>DICカラーガイドまたはPANTONE+ Solid coatedを選びます。

DICまたはPANTONEのカラーパネルが立ち上がりますので、そこから希望の印刷色をお選びください。

濃淡はカラーパネルのスライダーを動かして調整してください。
こちらの方がより仕上がりイメージに近い見た目になります。
※お使いのモニターの設定などにより、モニターで表示される色と実物の印刷色は異なって見えることがあります。ご了承ください。

同じ1色印刷でも価格が変わる! ベタ印刷について

紙袋は同じ1色印刷でも、ベタ印刷になると料金が変わる場合がございます。
さらに、ベタ印刷の場合は色落ち防止のために表面加工が必要です。


さて、ベタ印刷とは紙袋の50%以上の範囲を塗りつぶしていること。
料金をおさえたい方にとって、ベタなしのデザインを考えていただく方がよさそうです。
デザインを作るとき、またはデザインを発注される際に意識してみてください。

作成されたデザインがベタ扱いになるか判断がつかない方は、事前にデータを送っていただければ弊社で確認いたしますのでご安心ください。

今回ご紹介した通り、1色印刷でもさまざまなデザインができます。
ぜひ素敵な紙袋を作ってみてくださいね!

紙袋印刷・オリジナルの手提げ袋製作ならオリジナル紙袋WEB レレカ